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不思議な体験談があればお聞かせください。

※これは以前ザ・インタビューズにあげた内容です。 サービス終了前に保存しておこうと思い、すこし書き直してアップロードしました。

【質問】
不思議な体験談があればお聞かせください。

【回答】
 今から8年ほど前の夏、自炊・テント泊・18きっぷ利用の縛りで、人里離れたところに行きたくなったので、熊野古道を中辺路というルートで踏破する計画を立てました。
 
 出発から3日目、昨晩は熊野山中の東屋の脇にテントを張って泊まり、朝は小鳥たちのさえずりで目覚めました、とはいえ爽やかな感じでもなく、騒音レベル。やつらの本拠地だから全く遠慮がない感じ。
 サラスパ(茹で時間が短い)にS&Bのパスタソース(暖めなくてよい)を混ぜて簡単に朝飯をすませ、予定の遅れを取り戻そうと気が急いていました。

 ねぼけ眼で歩き始めた直後、下り坂で勢いがつき、細い枝でざざーっとすべって足をくじいてしまいました。 まだまだ先は長いし、骨折したら吐きそうなくらい痛いと聞くし、我慢できるなら大丈夫だろう。 とにかく面倒くさいので他人事のように考えて誤魔化すことにしました。
 
 それから丸一日歩き通しで、特別なことは無かったので省きますが、中辺路の真ん中あたり熊野川が見渡せる場所まで辿りつきました。 ここで一旦林道が終り、国道沿いを歩くことになります。



 舗装路に出ると不意に、頬に両手をそえられてるような感触が。 まるで藪を抜ける際に顔へ蜘蛛の巣を引っかけたかのように、何の前ぶれもなく始まりました。
 総毛立つと言う表現がありますが、ゆっくりと産毛を逆撫でされているような刺激でしたから、それに近いのかも知れません。
 とくに不快ではないけれど、頬を拭いても、叩いても、やさしく揉んでも、つねってみても、どうしたって拭い去ることが出来ません。
 捻挫のせいか、虫にでも刺されたか、気圧の変化の影響か、はたまた脱水症状か、とにかく落ちつくまで休んでおこうと、県道沿いの商店の駐車場、その脇にある自販機でジュースを買いました。

 しばらく自販機の横にあったベンチで、ジュース缶で冷やしたり、軽めのストレッチで全身ほぐしてみたり、近くの公衆トイレで顔を洗ってきたり、水分を補給し携帯食で腹ごしらえするなど、あれこれ試してみましたが頬の違和感は一向に無くなりません。

 洗顔やマッサージのように、手をそえられた感触を上回る刺激に対しては普段通りの感覚があったので、痺れている感じではありませんでした。
 また、見た目に変わりなく、体調もふつう、痛くも痒くもありません。 ただちょっと何かありそうな下山したタイミングで変なふうになったのが不気味に思いました。

 その後、暗くなってきたので国道を近くの野営場まで20分くらいかけて歩き、受付の看板を見たら『時間外につき入場不可、開くまで待つなら駐車場で』とあったので、駐車場の端の芝生にテントを張って早めに休むことにしました、今考えると看板の文言を都合よく解釈しすぎだと思いますが。

 就寝前も相変わらず変な感触が残っていたと思います。 しかし翌朝すっかり治ってました。 現在まで同じような症状は一切出ていません。 何だったんでしょうね。

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