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怪談マンガこぼれ話4

怪談マンガ 第4話「蓼科生活」について


マンガに出てくる先輩2人からこの話を初めて聞いたのは、まだお互い高校生の頃で、部活前後の空き時間だったと思う。

林間学校で蓼科に行ったとき、寮からキャンプファイヤーの広場までの真っ暗な道を歩いているとき、人魂のようなものに追いかけられたのだと言う。

そのとき薄暗い部室で頭に思い浮かべたのは、山道の脇に広がる笹やぶの上を、青白い人の頭が2つ、ふつうの人の背丈より高い位置で飛んでいく様子だった。
 
「あのときさー、お化け見たよな!」
「あー、見た、見た。ホントに。」

このくらい乱暴な語り口で、周りにいた連中もとくに興味があるわけではないから、それで終わった。

今でもたまに一緒に釣りに行ったりするY先輩の方は僕と同じくらい怖い話が好きだが、彼もあえて話を盛るようなタイプでは無いし、そういうことに関心が薄いN先輩まで「本当に見たよ」と言い切ってたところが真実味あって良かった。



あれから10年以上経ち、今回マンガを描くにあたってもう一度メールで詳しく教えてもらったところ、かなり記憶と食い違う点があった。

・広場に戻る途中、正面から来る懐中電灯の明かりが見えたので、
 隠れて脅かしてやろうとした。

・一本道で脇道も無いはずだが、いやに来るのが遅いし、
 いつの間にか明かりも見失ってしまう。

・ふと振り返ると、すぐ目の前に怪しい気配が。
 フラッシュの残像のような、モヤモヤで捉えどころのない感じ。

・2人とも一目散で逃げ出したので、後ろのものがどうなってたかは不明。



お化けの姿が抽象的なイメージなので怖い雰囲気を出すのは難しそうだと思ったが自由にデザインを考えることができて楽しかった。

日本古来の妖怪から離れて、怪物っぽい感じを出してみようと思い、自分なりに描き方を工夫してみた。

ロマンシングサガに出てくるモンスターのドット絵の、どうなってるかよくわからない部分があるところが好きで、ときどき参考に眺めたりするのだけど、中でもマッドゴーレムが描きたいイメージに近いなと思った。

当初はネットに上げるつもりで、なんとなく均等にコマ割りしてしまい、描画に関しても印刷を考慮しておらず、土壇場になって再編集するのが大変だった。

今後はできるだけ計画的にやっていきたい。

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