カテゴリー

アーカイブ

ホームページ

ツイッター

リンク

自家通販

怪談マンガこぼれ話1

怪談マンガ 第1話「どぶのなか」について

この話に出てくる小さいブルドッグ、大きさは小指の爪くらいで、ピンク色だったらしい。
なお、この話の舞台は高知市の北西部、鴨部とよばれる地域である。
 
どぶで見かけるピンク色の物体と言えば、スクミリンゴガイ、通称ジャンボタニシの卵塊が思い当たる。
ただし、日本に持ち込まれたのは80年代前半で、母親が幼稚園に通っていたのは50年代、時代的に大きく食いちがう。

しかし、あれはあれで田園風景に似つかわしくない異様な物体だと思う。

同じ高知市内にある叔母の家の向かいのどぶで、ピンクの卵塊がへばりついているのを初めて見たときは、
色が不自然だし公園に落ちてるBB弾のように人工的なゴミだと思った。
用水路の縁にこびりついた生暖かい藻や粘っこい水たまりをサンダル履きで踏みしだいても平気でいた小学校の低学年、おそらく86〜7年ごろ。
図鑑でしか知らない水生昆虫をよく探していた、どぶの底を網でさらって頑張ってみても、せいぜいヤゴか、よくてトノサマガエルだった。

ちなみに、日本に古くから生息しているタニシは胎生か卵胎生で、壁に卵を産み付けたりはしないようだ。



他に考えられるのは、いちばん単純に生まれたての子犬だが、数とサイズ、どちらも証言と一致しない。
それでは孵化したての他の小動物はどうだろうか。
かなり遠い種類の生き物でも、胎児から産まれたばかりの期間はわりと似通った形をしているし、ピンク色のイメージもあるので、可能性は高い。

あと、動物のフンなどは意外な色をしていることが多いし、粘土質でみっちり形成されてるところは、産まれたばかりの生き物の圧縮された感じに似ていると思う。


自分も小学校の登下校中に、小さなピンク色の粒々が散らばっているのを発見し、
それはコンビーフのかけらのような、おそらく何かの幼虫のフンだったと思われるが、
「今日それらしいものを見たんだけど、あれをブルドッグと見まちがえたんじゃないか」と母親に報告したこともあった。 
最近だと、ネットで知った珍しい生き物の写真を見せたりもする。
先日も、マンガに出てきた絵とそっくりのクマムシの動画があると友だちが教えてくれた。

けれども毎回「それは違う、絶対小さいブルドックだった」と言い張って譲らない。


また、そういうものが存在するとして、他に類似の目撃例は無いかと探したところ、
御伽婢子という江戸時代に書かれた怪異小説集の、土佐(高知県)の狗神にまつわる話の中に「米粒ほどの大きさをした狗で、色は白,黒,赤,まだらなど様々である」というくだりがあって、人に宿るものだから小さいって理屈はわかるのだが、みょうに具体的な記述で面白い。

僕は上記のように考えてみるのが好きだけど、解明しようとは思ってないので調べても結局よくわからないし、世の中そういうこともあるんだろうなと思う。

コメント
コメントする